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信州上田の旅と歴史
上田・塩田の旅        上田市(塩田)

中禅寺
ちゅうぜんじ
長野県上田市前山1721
 塩田平の南方、独鈷山の麓に中禅寺は建っています。近くには塩野神社があります。
 ここの薬師堂は重要文化財で約八百年前の長野県最古の建物であるばかりでなく、中部日本(中部地方・関東地方)を通じて最も古いといわれています。木立にかこまれた静かな中に、ゆったりと広がるカヤ葺の重厚な屋根が、荘厳なたたずまいを感じさせます。



この薬師堂は「方三間〔ほうさんげん」の阿弥陀堂という形式です。方三間というのは、東西南北のどちらから見ても柱が四本立っていて、間が三つあることをいうのです。柱と柱の間を間(けん)と呼びます。

 薬師堂に安置されている「薬師如来座像」も国の重要文化財に指定されています。鎌倉時代初期につくられたこの仏像は「定朝様」の特色がはっきりでているそうです。

 もう一つの重要文化財「手なし神将」は薬師如来につき従う十二神将の一体で、その両腕が肩のところから欠けていたので、いつの頃からかこのように呼ばれそうです。

 仏を安置する須弥壇の位置や、「宝形造(ほうぎょうづくり)」といわれる建て方は平安時代の終わりごろ行われた形式で、岩手県の中尊寺の金色堂などと同じような作り方だといいます。





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